子どもが何かに迷ったり、自分の生き方や人生について立ち止まって考えるとき、
もし、それに気づけたとしたら、親としてどんな言葉をかけてあげられるのか、私は正直あまり自信がありません。
何となく自分で感じて、考えていることがあっても、それを言葉にすると、なんだか安っぽく思えたり、どれくらい伝わったんだろうと思い返すことがたくさんあります。
そんな時に、自分の考えを代弁してくれるような、「うん、わかる!!そうだよね‼ 良いこと書いてある」って思える本があったら。
生き方のヒントになるような言葉が詰まった本があったら。
子どもに読ませてあげたいなと思いませんか。
今日は私が読んで、とても良かったと思う本について書いてみました。
この世で一番大事なカネの話
2008年初版 「毎日かあさん」などで有名な西原理恵子さんの著書。
この本を読んだのは、少し前のことなんだけど、10代のうちに読みたかった!!ってすごく思った。そして、娘に絶対読ませようとも。
カネの話だけど、カネだけの話じゃない。
語りかけるような言い回しで、すごく胸に響いて、最後には泣けてしまった。
貧乏が人をどう変えてしまうのか、自分でお金を稼ぐということが、どういうことなのか。
自分で考えて、自分で稼ぎ方を探す。
人をあてにしない、自分で選択する生き方
若い頃に経験して欲しいこと など
西原さんの体験に基づいてすごくリアルに描かれている。
若い頃って、女の子は若いだけで、なんとなくチヤホヤされるし、おごってくれる男の子なんかも現れるし、「おごってもらって当然」みたいな顔をしてる女の子も周りにいた。
だけど、それっておかしいよね、って話。
「白馬の王子様」を夢見る脳内お花畑女子に読ませたい…。
「どうしたら夢がかなう?」って考えると、全部をあきらめてしまいそうになるけど、そうじゃなくて「どうしたらそれで稼げるか?」って考えてごらん。そうすると必ず、次の一手が見えてくるものなんだよ。
出典:本書より抜粋
人の気持ちとカネをあてにするというのは「自分なりの次の一手」を打ち続けることを自ら手放してしまうこと。
出典:本書より抜粋
君たちはどう生きるか
売れに売れていて、コンビニの本棚でも見かけるこの本。
ベストセラーというと、若干拒否反応を起こす方もいるかもしれないけれど、これは絶対に子どもにも読ませたい。
内容は哲学っぽくて難しいかもしれないけど、漫画になっているので読みやすいかな。
自分が中学生の時にこの本に出合っていたら、どう感じていたんだろう…
この本の主人公のコペル君のように、物事を深く、広く考えられたら人生変わっていた気がする…
大人になって読むと
誰もが心のどこかで感じていることや、考えていること。でもつい日常の中で忘れてしまいがちな事、そしてとても大切なことを思い出すことができる本。
ジブリで映像化が進んでいるらしいですね。楽しみです。
小さな勇気が出なくて、後悔していることがたくさんあるけど、その後悔が今の自分の背中を押してくれている。だけど、また同じような後悔を繰り返してしまうこともあるんだよなぁ。
君も大人になっていくと、よい心がけを持っていながら、弱いばかりにその心がけを活かしきれないでいる、小さな善人がどんなに多いかということを、追々に知ってくるだろう。
世間には、悪い人ではないが、弱いばかりに自分にも他人にも余計な不幸を招いている人が決して少なくない。
人類の進歩と結びつかない英雄的精神も空しいが、英雄的な気魄を描いた善良さも、同じように空しいことが多いのだ。
出典:本書より抜粋
善人かどうかは別としてぐさりときたぜ…
子どもは子どもなりに、また大人は大人なりに、いろいろ悲しいことや、つらいこと、苦しいことに出会う。
もちろんそれは誰にとっても、決して望ましいことではない。しかしこうして悲しいことや辛いことや、苦しいことに出会うおかげで、僕たちは人間本来がどういうものであるか、ということを知るんだ。
出典:本書より抜粋
家の本棚にぜひ入れておきたいと思います(^^♪
↑表紙が新装されてます
この記事も一生懸命書いたよ>>