子育て

まさか私がなるなんて…マタニティブルーの体験談と解消方法

マタニティブルー

出産後、何かに取り付かれちゃったみたいに、気持ちが沈む。
今までの自分じゃないみたい…
もしかしたら「うつ」かもしれない…

私は出産後にマタニティブルーを体験しました。

もう気分はどん底。
本気で病院に入院させてくれと思っていました。

でも

大丈夫、マタニティブルーは妊娠中、または産後に一時的に起こるものです。
一時的なものですので、ここを乗り越えれば、絶対元のあなたに戻れます。

私の体験談と原因、解消方法などを書いてみました。

マタニティブルーの体験談

私の場合、症状が出たのは1人目出産後でした。
そして2人目の時はまったくならなかったんですよね、不思議です。

普段からあまり深く考えないまま物事に突入してしまうタイプの私は、出産についても、

「たくさんのお母さん達が乗り越えてきたんだから私でもなんとかなる!」と軽く考えすぎていました。
そして、いよいよ陣痛が始まり、思った以上の痛みに大騒ぎ。
「もう二度と産まない」と心に強く強く誓ったほどでした。(←よく出産の痛みは忘れてしまうといいますが、絶対に絶対に忘れるもんかと誓いましたね。結局もう一人産みましたが( ゚Д゚))

入院からずっと陣痛に苦しんで17時間。体力を使い切ってよほどぐっすり眠れるだろうと思っていたのですが、神経が高ぶって全く眠れないんです。

私が入院した病院は出産した日の夜は赤ちゃんを預かってくれるので、ぐっすり眠れるのは今日だけだとわかっているのに眠れない。そしてそれが全然辛くないんです。今なら何でもできる!!という気持ち。今思えば興奮しすぎてアドレナリンが出すぎてたのかも?その時は眠れなくて辛いとか悲しいとかそういう思いは全くなかったです。

私の場合入院中の前半は元気でした。赤ちゃんはかわいいし、今ならこの子のために何でもできると思いました。しかし退院が近づくにつれて言葉にできない不安が増していきました。

出産後の体はまさに満身創痍、その状態で守らなくてはいけない赤ちゃんがいる。考えただけで精神的にプレッシャーです。

体が辛いと、心の元気もなくなる

これは絶対にあると思います。

いよいよ退院の日。
私はまったく嬉しくなかったです。こんな状態で家に帰されてどうすればいいのか不安で仕方なかったです。

家に帰って、それでも昼間は母と話をしたり、ちょうどお正月で旦那も昼間家にいたので、孤独を感じることもなく平常心でいられるのですが、夕方、周囲が暗くなってくると、何もないのに泣けてきて、もう自分は赤ちゃんも産んだし、私はすべてのことをやり切ったから、このままいなくなりたい。そんな思いが溢れてくるのです。
よく、赤ちゃんは可愛いんだけど、赤ちゃんとの生活が不安とか、赤ちゃんにどうしてあげたらいいかわからなくなるという人もいますが、私の場合、妙なやり切った感で、もう自分にできることは何もない。そんな気持ちでした。
今思うと本当に不思議です。赤ちゃんがいて、これから育てていくという時に、「何もない」はないでしょうと。

 

結局、マタニティブルーは、ホルモンバランスの乱れから引き起こされるもので、理由は人それぞれその時感じた思いが後から付け足されるようなものなのかもしれません。理由なんてあってもなくてもなるのが産後のマタニティブルーなのかも。

 

主な症状

「マタニティブルー」というと、妊娠中に気持ちが不安定になるなど、妊娠中になるものと思われがちですが、実は出産後に一時的に起こる症状も「マタニティブルー」と呼びます。

妊娠中だけマタニティブルーになる人もいれば、産後だけ、妊娠中から産後まで続く人、1人目の時だけ、あるいは2人目の時だけなった人など、人によって症状や期間はさまざまです。

  • 出産や子育てのことが急に不安になる
  • はっきり何が不安とは言えないが心細くなったり不安になったり情緒不安定
  • 外に出たくなったり人に会いたくなる
  • いつも以上にイライラする

普段、明るい人や感情のコントロールが上手な人、不安感をあまり感じない人でも、どんな人にでも出るかもしれない症状、誰にでもあり得ることと認識しておきましょう。

普段からあまり気にしないタイプの私でもなりました…まさか自分がなるなんて全く想像もしていなかったのです…

マタニティーブルーの原因・解消方法

マタニティブルーの大きな要因はホルモンバランスの変化によるものが大きいといわれています。

妊娠するとプロゲステロンやエストロゲンなどの女性ホルモンをはじめ、骨盤を緩めるリラキシンや母乳の準備のためのプロラクチンなどのホルモンが大量に分泌され始めます。産後はそれらのホルモンの分泌が急激になくなったり変化したりするため、ホルモンバランスが崩れてしまいます。

そう、すべてはホルモンバランスのせい!!

私の場合はそう意識することでかなり救われました。これはホルモンのせい。だから仕方がない。

今だけ今だけ。とブツブツ唱えていました…

 

原因を理解する

そう、すべてはホルモンバランスせいです。

あなたの気持ちが原因ではありません

私にとってはそれが一番の救いでした。そして、私だけではなくどんな人でもなる可能性があるということ。一過性のものだということ。
それを意識して過ごすことでかなり精神的に楽になり、気付くと産後2週間ほどで症状は解消されていました。

話せる人を探す

妊娠・出産は女性が担うため、夫にはなかなか気持ちが分からないものです。

私の場合は先に出産した友人にメールで話を聞いてもらったり、ネットで同じ環境にいる人を探したりしていました。出産後の授乳の悩みや、夜中の授乳の時に同じように起きているママさんがいると一人じゃないんだと少し安心することができました。

同じ女性で何でも話せる人が周りにいると安心ですね。なかなか外出しずらい時期でもありますので出産経験者や、同じ時期に出産したママとメールなどで話すのもおすすめです。

夫の理解・協力

これは重要だと思います。マタニティブルーは病気でも甘えているわけでもないのです。旦那さんも赤ちゃんが家族として加わり生活の変化に戸惑うこともあると思いますが、見た目にわからなくてもお母さんは出産で体に多くの負担がかかっていて、体を元に戻すため体内でもいろいろな変化が起こっているのです。

そのことを旦那さんが理解して協力してくれればそれだけで、ずっと気持ちは楽になりますよねー。
できればこっちから説明するまでもなくわかってもらいたいなー

マタニティブルーと産後うつ

マタニティブルーは通常1カ月ほどで改善されるようです。

それ以上長引くようだと産後うつの可能性があります。

産後うつかもと思ったら、なるべく早くお医者さんに相談しましょう。

まとめ

マタニティブルーは一過性のものです。

自分だけではないし、自然に解消していくもの。

そう思うだけでだいぶ楽になります。

あまり深く考え込まず、ゆったりとした気持ちで産後過ごせるといいかなと思います。